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ゆったりとした時間を楽しむ本場フランスの家庭料理

「レストランという場を楽しんで欲しい」と語るオーナーが作るのは、フランスで日常的に食べられている地方料理や素朴な家庭料理。お皿いっぱいに盛られる料理には「ゆったりと食事を楽しんで」というメッセージが込められている。気軽なランチから贅沢なフルコースまで、肩肘張らずに味わいたい。昼夜とも予約をしてから訪れて。

 オーナーシェフのご挨拶

ドゥ・ラパンは、夫婦で経営している小さなレストランです。小さなお店なのでラパン(うさぎ)を店名にしました。
さて、フランスの田舎町には、家族経営の小さなレストランやオーベルジュが必ずあります。どんな小さな村にさえ、1〜2件はあります。
素朴な前菜や、定番の名物料理、お客のテーブルに料理やワインを運ぶ奥さんと、その奥で料理を作るご主人。
よくある料理は、ローストチキン(鶏の丸焼き)や、肉の煮込み、前菜なら、ハムやパテ、サラダ等。そして、お客は楽しい話題だけしか食卓に並べません。フランスでは大人も子供もみんな食卓上手なのです。
当店、ドゥ・ラパンでは、そんな田舎風の小さな楽しい食卓をご用意しています。料理とワインはたっぷりご用意してありますので、お客様には、十分お腹をすかせてから、食事と会話を楽しむ気持ちを持参していただきます様お願い申し上げます。

シェフ自慢の厨房でのショット
「すごいピカピカでした」(筆者談)
若かりし頃シェフが下積みをしてた思い出のシャト-ド・ディボーヌ。この店でシェフ、ギーマルタン氏(当時はまだ2つ星)の下で働き、アルプスという土地、またフランス料理の考え方など強い影響を受けました。      −フランス オートサブォワ地方−

 オーナーシェフのフランス料理観

フランスの地方料理“レジョナル”というものは、他国同様無駄のない風土文化であり、また、宗教文化でもあります。
まず、上手に保存するよう、そして、無駄なく料理できるよう各地方で完璧に仕上がっており、まさに歴史そのものです。
地理的、作物の適性はもちろん、戦争上の都合や異民族との交流、古代ローマとの繋がりまで複雑な条件の上、長い時の中で地方ごとに特色のある料理が完成、あるいは発明されたと言えます。
一方“クラシックフランス料理”の場合は、貴族文化です。豪華な材料をふんだんに使い、無駄を出しても“ラフィネ”(洗練された)を追求します。通常の食事には、贅沢品ですが、特別な日に華やかさを添えてくれます。ブルボン朝の文化遺産と言えるでしょう。
さて、今日の現代フランス料理(モデルヌ)では、大まかにこの2つが交ざり合っています。そして、さらに北アフリカ、マグレブなどの海外料理の帰化や、新型料理の発明も加わって多様さを増し、大変分かりずらいものになっています。私達日本人にとって、フランス料理を作ったり、食べたりするだけでも“楽しい”ことです。そして、その料理文化を少しづつ理解すると更に楽しく味わえるのです。当店では、料理を作る場合、なるべくアレンジはしないようにしています。

調理機器は、毎日必ず分解洗浄します。
この工程を、オープン以来除いたことはありません。
ブルギニオン
牛ホホ肉のワイン煮込み
料理にはたっぷりのソースをかける
のがドゥ・ラパン風
完全に仕上がったブルギニオンのグラス
※フランス料理の最も重要な作業工程
ブイヤベースに使うスープ ド・ポワソン
ドゥ・ラパンではいろんな魚を材料として
入れることでおいしいスープをお出しす
ることができるのです
※ブイヤベースをおいしく作る方法
1)たくさんの魚をとことん煮込む
2)よく潰して裏ごしする
3)サフランを惜しみなく入れる
       ジビエ 
  岩沼産大村あつお氏のポロ葱をふんだんに使ったスープ  岩沼の工場で造られたオリジナル抜型

 オーナーシェフのレストラン観

フランス料理も文化そのものですが、“レストラン”という料理店種も、もともとフランス文化です。私共夫婦は、常にプロのレストラトゥール(料理店経営者)という意識でお客様をお迎えしています。
しかし私共ができるのは、お客様が時間を楽しむための準備にすぎません。実は、レストランを楽しめるか否かは、お客様の心持ちしだいなのです。心地良い時を過ごすには、お客様と店側の私達お互いが向き合うことです。そして、目と目を交わす気持ちを持ちましょう。フォークダンスでパートナーに挨拶する位の感覚が必要です。
さらには、お客様のテーブルは、他のテーブルのお客様の風景になっていることも忘れてはいけません。茶事という日本の文化があります。レストランでのマナーも、これと同じです。しかし、難しい事ではありません。私共はプロとしてお客様の心にできる限り応えたい、そういう思いで準備をしてお待ちしているのですから。

夜、各テーブルの食事の予約時間が近づいてきます。もうすぐお客様がお見えです。今日も楽しい夕べが始まりますよう、お客様が時を忘れて幸せな時間を過ごせますよう、そして、楽しい顔でお別れできますよういつもそう願っております。




室内は吹き抜けになっており
開放感があります
エントランスにあるシェフの
手作りレリーフ

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